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全国で万引きの誤認逮捕が相次いでいるようです。
事件の目撃証言などを重視するあまり、現場に残された証拠への捜査が不十分なまま犯人逮捕を行い、容疑者の供述などから「誤認」だと分かるケースもあるようです。
防犯カメラに映った犯人の映像を基に犯人特定を行い、犯人逮捕につながるケースも多いと思いますが、顔がはっきりと映っていないことから特定が難しく、そのことがトラブルになっているケースもあります。
これは設置されている防犯カメラの性能自体の問題や取付場所・位置、現場の明るさ、光の角度など様々な要因が考えられます。
カメラによっては暗いところでは全く映像が映らないなどの弱点があるものもあり、現場に応じた最適のカメラの選定、最も効果的な取付場所・位置を見つけ出すことが必要です。
せっかく大金を費やして設置したのに、肝心なところで働かなければもったいないだけです。
<3月7日7時56分配信 産経新聞より>
『東京都足立区のスーパーで昨年12月に発生した万引事件で、警視庁西新井署は40代の女性を誤認逮捕しました。
同署は逮捕後約1カ月間の捜査を経てようやく「誤認」を認めましたが、目撃証言を過大評価するあまり、現場に真犯人が残していた自転車の捜査を尽くさないなどの初動捜査のミスが、背景にはあったようです。
全国で相次ぐ万引の誤認逮捕。
捜査の現場で何が起きているのでしょうか。
●残された自転車
足立区の事件は同月20日午後7時20分ごろ、東武伊勢崎線西新井駅前のスーパーで起きました。
女が手提げバッグにコードレスアイロンなど計15点(約3万円相当)を入れて店外に持ち出す姿を警備員が目撃。
駐輪場の自転車に乗ろうとした女に警備員が声をかけると、女は自転車と、被害品が入ったバッグを残して逃走しました。
警視庁によると、西新井署員が警備員に事情を聴いたところ、以前スーパーを訪れたことがあり、顔を認識していた都内の40代の女性が犯人であると警備員が名指し。
同署は店の防犯カメラの映像で警備員に確認を求めたが、「間違いない」と繰り返しました。
同署は目撃証言とあわせて、自転車の捜査にも着手。
同23日、自転車を所有する足立区内の女(39)の家に電話をかけたが、対応した夫は「妻は『自転車を盗まれた』と言っている」と説明したという。
同署は女本人から話を聞くなど十分な裏付けをしないまま、自転車の捜査を打ち切りました。
●一貫して否認
事件発生から約1カ月後の1月26日。同署は警備員の目撃証言、防犯カメラの映像などから女性が万引をした疑いが強いとして、窃盗容疑で逮捕しました。
だが女性は一貫して容疑を否認。
同署は被害品が店に戻っていることなどから、女性を翌日に釈放して任意捜査に切り替えました。
本当に女性が犯人なのか−。
同署では自転車の捜査を再開。所有者の女について調べたところ、逮捕した女性と髪形、顔つき、体形が酷似していることが分かったということです。
同署で女から事情を聴いたところ、関与を認めたため、2月23日になって窃盗容疑で逮捕しました。
●民間人頼み
万引の誤認逮捕は相次いでいます。
昨年2月に名古屋市内のスーパーで発生した万引事件では、愛知県警が容疑者と似た上着を着た男子高校生を窃盗容疑で誤認逮捕。
また同年3月に東京都品川区内のコンビニエンスストアで発生した万引事件では、大崎署が万引をした少年と一緒にいた男子高校生を誤って逮捕しています。
「万引の現場では慣れや先入観で、犯人を見間違えてしまうことがある」。
万引Gメンを派遣する会社の担当者はこう証言します。
万引の大半は警備員や店主など「民間人」によって明るみにされるのが実情で、警察には、より慎重な裏付けが求められます。
警視庁幹部は「再発防止に向けて指導監督を徹底する」としています。』
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