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神奈川県茅ヶ崎市は24日、万引きで懲戒免職とした元文化推進課長の男性(59)の処分を取り消し、停職6か月にしたと発表しました。
男性が「万引きは、若年性認知症のピック病によるものだった」と処分取り消しを求めていました。
停職期間は2006年8月27日で終了しており、市は未払いの給与を7月に支払うとしています。
市の発表などによると、男性は06年2月、スーパーで、チョコレートなど3300円相当を盗んだとして窃盗容疑で現行犯逮捕されました。
不起訴(起訴猶予)になりましたが、市は逮捕から16日後に懲戒免職としました。
男性は以前から同じ商品を大量に買うなどの行動がみられ、06年3月に大学病院脳神経科でピック病と診断されました。
06年4月に市公平委員会に処分取り消しを申し立てていました。
07年には要介護2に認定されました。
公平委員会は23日、「盗んだ動機などが不明で、責任の度合いを判定することも不可能に近い」として停職6か月が相当とする裁決を出しました。
ピック病との因果関係については、「かかっていたかどうかの判定は困難」としました。
男性は、兄(61)から裁決を知らされ、「懲戒免職が取り消されて良かったが、ピック病を裁決で認めてもらえないと、心の整理がつかない」と話したということです。
市は復職時期について、男性と話し合いたいとしています。
服部信明市長は「この3年間、大変な心労があったと思う。当時の処分は適切だったが、委員会の判断は真摯(しんし)に受け止める」と話しました。
◆ピック病=若年性認知症の一つで、脳の前頭葉と側頭葉が委縮する病気。40〜50歳代で発症するケースが多い。判断力が低下し、自分の行動を抑制できなくなるため、同じ言動を繰り返したり、他人の物を盗んだりする症状が出る。
<6月24日20時55分配信 読売新聞より>
ピック病という認知症の病気が原因で、万引きにより免職された男性への処分が取り消しになりました。
今後、万引きなどの窃盗罪で捕まった犯人で、ピック病を理由に刑罰を軽減しようとする者も出てくるかもしれません。
殺人を犯しても心神喪失などで無罪になるケースもあるぐらいですから、病気に対する見極めや診断結果も重要になります。
もちろん、そのような病気にかかっている人たちは気の毒だと思いますが、全て病気を理由に免罪という訳にはいかないと思います。
その犯罪によって、被害・損害を被る被害者の方が必ずいるわけですから。
防犯カメラを設置し、その映像を記録していれば、犯行後にその映像を分析することによって病気かどうかの判断材料になる可能性もあります。
犯罪の抑止効果としてだけでなく、それ以外の用途も防犯カメラにはあります。
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