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防犯監視カメラブログ
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2008年01月15日

防犯カメラレンズのフォーカス(ピント)について

防犯カメラは年々性能がよくなり、色々な現場での防犯対策に使われています。
しかし、防犯カメラを現場に設置する場合に悩まれる問題として、フォーカス(ピント)ズレがあります。
防犯カメラで撮影している画面のどの場所にフォーカスを合わせばいいのか?手前部分にフォーカスを合わせると、奥の部分がボケる。反対に奥の部分に合わせると、手前部分がボケる。中間部分に合わせると、手前・奥の両方ともボケるといったことになります。
これでは防犯カメラとしての効果が犯罪者からの「威嚇」のみになってしまいます。意味がありません。

この問題は防犯カメラに限らず、どのような用途のカメラでも発生します。
(スチルカメラでもデジタルカメラでも)
でも通常のカメラの場合には、人が被写体を見てフォーカスを合わせる場所を選択出来ますが、防犯カメラの場合にはそのようなことが出来ません。どの位置に被写体(ここでは不審者など)がいて、フォーカスを自動的に合わせるなど不可能です。
(一部メーカーが、オートフォーカス防犯カメラを発売していますが、完璧なものではありません。)
このような宿命がカメラにはあります。
しかし、こんなことを言って嘆いていても仕方がありません。ではどうすれば良いのでしょうか?

一つの方法として防犯カメラに使用するレンズをより広角域のレンズを使用します。
広角域のレンズを使用すると、標準レンズに比べてフォーカスズレが発生しない範囲(フォーカスが合う範囲)が広くなります。又、フォーカスが無限大(フォーカスリングに表示されているマーク:∞)になると、フォーカスはそれ以上の距離にある被写体の全てにフォーカスが合うことになります。そのフォーカス距離は一般的に広角域になればなるほど、短い距離になります。
この効果を利用して防犯カメラレンズを選択すればフォーカスズレが発生しない画面になります。

この時に注意することは、使用する広角レンズの無限大がどのくらいの距離になるのかを調べておき、防犯カメラレンズから被写体までの距離が無限大となるギリギリの位置に設置することが、テクニックとなります。(被写体までの距離が離れると、それだけ被写体は小さくなります。)

また、最近は特殊レンズを使用した「パンフォーカス防犯カメラ」という製品も発売されています。これは通常の防犯カメラレンズより短い距離でフォーカスが合います。場合によっては「パンフォーカス防犯カメラ」を使用することで問題解決が可能です。
(少しフォーカスズレをおこしますが、問題はない程度です。)

このように防犯カメラのフォーカスズレは対処することが難しい問題です。しかし、少し知恵を働かせれば問題解決出来ることもあります。以前ご紹介した、「フォーカス・ズレを起こさない調整方法」(2007年2月6日)も含めて対策を考えて頂きたいと思います。

投稿者: 防犯設備士 (2008年01月15日 16:30)