|
現在、監視カメラに使用されている撮像素子(CCDやCMOSなど)は画素数として35〜43万画素程度になっています。
しかし、デジタルカメラなどでは500万画素や1000万画素(1ギガ)なども市販されています。これは何故でしょう?
これはテレビ映像の関係で、500万画素や1000万画素で撮影してもテレビ画面上で表現できないからです。
現在のテレビ映像規格としては日本で採用されているNTSC方式で表現できる総画素数としては、横640ドット×縦480ドット(ドットとは光の点)となり、総数としては307,200ドット(約30万ドット)となります。故に500万画素(=500万ドット)もあっても宝の持ち腐れになってしまいます。一部テレビ画面に写し出す映像の鮮明さを求めるために43万画素などの監視カメラを用いる事はあっても、高解像度の監視カメラは必要ありません。
このような制約がテレビ画像にはあります。
しかし近年の犯罪情勢を見ていると、監視カメラの高解像化が望まれつつあります。このような市場の要望が増えてきて、今ネットワークカメラの要望が増えてきています。
本来ネットワークカメラとは、イントラネットの普及によりアナログ映像データをデジタル映像データに変換してネットワーク網で送受信出来るように考えられたカメラです。これらのカメラはコンピュータなどの情報処理装置の普及や処理能力の向上により可能になった技術です。
この技術を利用することにより、コンピュータなどのCRT(最近は液晶ディスプレイなど)の解像度まで向上させることが可能になります。(最近の画面サイズでは横長画面で横1280ドット×720ドット)解像度の向上も約3倍(921,600ドット)までにもなります。
又、監視カメラの撮影可能画素数が例えば200万画素であっても、そのままの画素数で映像記録装置に記録していた場合は、再生時に縮小してコンピュータ画面に表示させたり、ある部分だけをトリーミングをかけて表示させることなども可能になります。
このことは高解像度カメラで記録した画像の必要な部分を詳しく確認し直すことも可能なものになります。例えば工場に入退場するトラックなどのナンバープレートを確認するなどにも技術的には可能なものになります。
このように制約に縛られずに画像記録できる事を利用して、ネットワーク画像記録システムが徐々に市場に出回ってきています。今後も普及してくるのではないでしょうか。
監視カメラもアナログ技術からデジタル技術で今後ますます発展してくるのではないでしょうか。
私達も時代に乗り遅れないようにしなくてはなりません。
今回はアナログ監視カメラの限界についてでした。
|